旧暦の11月は、現代暦の12月にほぼ相当します。この時期は日本全国に霜が降りる時期と思われ、「霜月」という名前が付けられました。
とはいえ、朝晩はやっと秋らしくなってきましたが、日の当たる日中はまだ半袖でもいけちゃうほど。霜が降りるのはもう少し先になりそうです。
11月のお祝い事といえば、七五三でしょうか。15日は七五三のお祝です。調べたところ、武家社会では、3歳の男女児に髪置、5歳の男児に袴着、7歳の女児に帯解の儀式を行っていたそうです。江戸時代後期になると町人の間にも広がり、男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳の年に神社に参拝して子どもの健やかな成長を感謝し祈る行事となったそうです。
今の時代も神社に行くと綺麗に着飾った七五三を祝う子供達と家族をよく目にします。鮮やかなお着物が華やかでとても微笑ましい場面です。
秋はまた、菊が綺麗に咲く時期でもあり、ついこの間前を通った庭園でも菊展の案内が出ていました。菊は昔の中国で不老不死の薬草と信じられ、縁起の良い植物として重宝されていたそうです。
私たちの風呂敷にも菊のデザインが入っています。
あなたの贈りものをこの風呂敷に包んで、良い縁がむずばれますように。